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選挙演説で「~させていただきます」の多用。あなたも心当たりありませんか?

2018年5月23日

街頭演説で議員の話し癖に遭遇!

 

 

先日、仕事で出かけたある駅で、

現職議員の方が街頭演説をされていました。

 

 

「どんな話をするのかなぁ・・・」と

しばし聞いていたのですが・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

内容よりも何よりも

その議員の話し癖が気になってしまい、

最後まで聞くことができず

・・・思わず立ち去ってしまいました。

 

 

その話し癖とは・・・

 

「~させていただきます」の連発!

です。

 

 

(↓↓以下、某議員による街頭演説での一部を再現↓↓)

 

 

「只今、皆さまにお配りさせていただきました

 パンフレットにも掲載させていただきましたが、

 私が先日の議会で発表させていただきました内容のダイジェストを

 地元のみなさまにご報告させていただきたいと・・・・・・」

 

 

 

ってな具合です。

 

 

「~させていただきます」を連発する話し方、話し癖は

なんともクドいと思いませんか???(失礼💦)

 

 

 

しかも、これ↑↑、

一文の中に多用していたのですね💦

 

 

演説で「~させていただきます」の多用は伝わりにくい

 

 

 

 

私が国会議員の秘書をしていた時に、

文書を下書きし、それを見せたところ、

 

「すべての文末を『~させていただきます』にした方がいいんじゃない?」

と議員から指摘されたことがありました。

 

 

「~させていただきます」を使うと、

より丁寧な使い方になると

思っていたのかもしれませんね。

 

 

 

確かに、多方面に対し、

配慮しなくてはならない政治家は

言葉遣い一つも気を抜くわけにはいきません!

(中にはそうでない政治家もいるけど・・・(笑))

 

 

 

しかし、いつでもどこでも誰に対しても

「させていただきます」って必要なのでしょうか?

 

 

「~させていただきます」と言っておけば失礼がないのだ!という思い込み。

ひょっとしたら‘安心材料’なのかもしれませんね。

 

 

「~させていただきます」本来の使い方

 

 

僭越ながら、現在も学生たちに

「ビジネス日本語」を教えている私の立場から解説いたしますと、

 

 

「~させていただきます」とは、本来、

 

「(許可を得て)~させて」+「いただく(ことがありがたい)」

 

という気持ちが込められた表現のことです。

 

 

敬語の教科書でしばしば出てくる事例が、

お店の休業を知らせる時の言葉です。

 

 

「(お客様の許可を得て」休ませて+いただくことがありがたい」

 という気持ちがあるなら

「休業させていただきます」でもいいが、

 

 

 

「休業いたします」でも

 何ら失礼はない~というもの。

 

 

 

必要以上に「~させていただきます」を使わない方が

かえって話し方としてはスッキリし、

上級者の印象を与えるのではないでしょうか。

 

 

 

冒頭の、私が駅頭で聞いた議員の演説は、

ハッキリいって「くどい」印象でした。

 

 

「ご報告させていただきます」⇒「報告いたします」

「ご説明させていただきます」⇒「説明いたします

 

で、十分ではないでしょうか?

 

 

「うっそ~、あの議員ったら、演説での言葉遣い、失礼だわ~!!」

~なんて感じる有権者はおそらくいないはず(笑)

 

 

「~させていただきます」の多用で、くどい印象を与えたり、

演説の本筋が見えにくくなってしまうよりは、

わかりやすい表現で有権者に伝わる話し方を選びましょう。

 

 

 

滑舌、サ行が苦手な人にはさらなる注意!

 

 

更に、もう一つ。

 

この「~させていただきます」は

アナウンサーである私でも

「言いにくなぁ」と感じる言葉の一つです。

 

 

✔滑舌に自信のない方、

✔「サ行」が苦手な方、

 

この「~させていただきます」の連発は、

もれなく「トチる」という

オマケもついてきますので、

くれぐれもご注意くださいね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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