記者会見での強調方法 〜尾身専門家会議副座長に学ぶ
2020年5月29日
新型コロナ専門家会議の副座長
先日、
人っ子一人いない国会周辺のコンビニで
新型コロナ専門家会議の副座長である
尾身茂氏をお見かけしました。
尾身氏といえば、
連日、政府発表の記者会見や
ニュースの解説としてTV出演されている
すごい方です。
コンビニで私が話しかけると
気さくに返答して下さいました。
ちょうど緊急事態宣言発令の直前でしたから
西村大臣と最後の打ち合わせだったのでしょう。
さて、尾身氏の記者会見で
「強調表現が上手だなぁ」
と感じたことがありましたので
今日は【強調】についてお話しましょう。
わかりやすい話し方とは
尾身氏がTVで発言していた時のわかりやすさは
*【ゆっくり丁寧に】
*【誰でも理解できる言葉】で話していた点です。
プレゼン、記者会見など多くの方に伝える場合、
大半の聞き手は
「初めてその情報に触れる」人ばかりです。
初めて聞いた言葉を理解するためには
少々時間がかかるのですね。
ですから、
いつもよりもゆっくりしたテンポで
丁度良いのです。
また、医療の専門家が専門用語で話をすると
一般人には難解すぎます。
そんな時には、事例も含め、
【わかりやすい言葉で話す】ことが大切です。
わかりやすい例えや表現を用いることで
一般の人でも理解できるようになります。
強調表現
そして、今日のテーマである【強調表現】。
それは、
1「ここが大事です!」
2「もう一度申し上げますと!」
3「〜ということを強調させていただきます」
という表現を使っていたことです。
1「ここが大事です!」と言われれば
しっかり聞きますよね。
2「もう一度申し上げますと・・」と
繰り返すことでその語句が【強調】され、
より聞き手の印象に残ります。
3そして、もう一度大事な点を言った上で、
「強調させていただきます」で締める。
実際にはこうでした。
↓↓↓
「(医療崩壊はオーバーシュートが起こる前に
起こるということを)強調させていただきます」
どうですか?
この1、2、3の手法はとてもロジカルで
相手の印象に残る強調表現ですよね。
プレゼンで60分、90分間話す時に
全部まるまる強調するのは難しいものです。
ですから、
*一番自分の伝えたいのは何なのか、
*一番強調したい箇所はどこなのか、
1、2、3の表現を活用してみると、
プレゼンでメリハリがつきますよ!
ぜひお試しください。
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