社長に話し方トレーニングが必要な3つの理由
2024年6月4日
「人前での話は苦手」と思っている社長、結構いらっしゃいます。
聞けば、
・自分が話している時に部下が眠そうにするとか、
・ビジネス交流会で話し上手の他の社長を羨ましく思っているとか、
・会議などでも明らかに伝わっていないな、と周囲の冷ややかな反応から感じたなどです。
Confillではこれまで議員、経営者を中心に6,000人以上のスピーチ指導をしてきましたが、実は、話が苦手という社長よりも、話し上手の社長の方がスピーチの準備とトレーニングを入念にしています。
そこで、社長に話し方トレーニングが必要な3つの理由についてお伝えします。
この記事を書いた人:政治家・経営者スピーチコンサルタント 阿部恵
1:社長の話し方は会社のイメージに直結
社長は企業の顔ですね。
それは社長自身の振る舞いや話し方も含めて、会社のイメージを形成する大事な要素です。
会社の業績や経営理念等には常に関心を持っているのに、人前で話す時のご自身のあり方については、どういうわけか気にしていない社長が多いのです。
会社の顔である社長が、モゴモゴ、長々話していたら、お客様や社員、株主といったステークホルダーはどのような印象を持つでしょうか?
一方で、明瞭な口調と豊かな表現力で、力強く話す社長だったらどうでしょう?
企業のビジョンや価値観も効果的に伝えることができ、ステークホルダーも会社に対して信頼感を抱いてくれるはずです。
社長の話し方は、あなたの会社のイメージに直結する大事なブランディングなのです。
2:リーダーシップの強化
社長はトップリーダーとしての役割を果たすことが求められます。
部下にしっかり伝わる話し方はリーダーシップの一部であり、チームや組織をまとめていく力を高める助けにもなります。
なぜなら、リーダーからどんな声かけがあったかで、部下のモチベーションにも影響するからです。
声かけが弱々しく、そっけなければ部下のモチベーションは下がりますし、一方で、温かくも力強い声がけがなされれば、部下のモチベーションは上がります。
社長の話し方一つで、部下を鼓舞し、目標達成に導くことができるのです。
最近では「リーダーの話し方、声かけ」に関する書籍が人気があるそうです。
確かに書店に行くと、「リーダーシップ」というコーナーがあり、そこにはたくさんの「話し方、伝え方、声かけ」の書籍が並んでいます。
多くの社長が、リーダーシップを発揮するには話し方が必要だと感じているのでしょうね。
3危機管理と問題解決:
時に社長は難しい決断をしなければならない場面にも直面します。
良い話し方は危機管理や問題解決においても重要な役割を果たします。
適切な伝え方のスキルがあれば、危機的な状況でも冷静に対処し、
ステークホルダーに適切な情報を提供することができます。
例えば、会社でトラブルが発生した時、または、あまり考えたくはないですが、不祥事が発生した際にも、社長の話し方スキルが役に立ちます。
トラブル発生後はいち早く謝罪会見を開き、問題が生じた経緯や解決策を的確に伝え、情報開示するなど、対処ができるからです。
トラブルは予期せぬ時に起こります。
ですから、人前で話すことの重要性をわかっている社長は、平常時から話し方について入念な準備をし、トレーニングをしてい流のです。
誰もが知っている有名な会社の社長でさえも、次なる挨拶のネタを考え、話の構成をし、声を出して練習しているのです。
まとめ
「経営がうまくいっていれば社長の話が多少下手でも良い」では済まされないんですね。
ですから、人前で話す機会が増えてきたらまず気にしていただきたいのが、ブランディングにも関わるあなたの話し方です。
「人前での話が苦手」と、いつまでも逃げていてはダメです。
特に、ガチガチに緊張してしまうという方は、大舞台での挨拶から逆算して
2〜3ヶ月前から準備をしていただきたいですね。
とはいえ、一人でスピーチ内容を考え、実践するのはなかなか難しい
〜という方もいらっしゃるでしょう。
Confillでは社長向けトレーニング実績が豊富にありますので、どうぞお気軽にご相談くださいね。
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