【経営者向け】話が飛ばずに論理的に話せるようになる方法
2024年7月17日
あなたの周りで、こんな経営者、こんなお客様、いませんか?
〈話があちゃこちゃ飛ぶ人(笑)〉
笑い事ではなく、経営者や管理職にもかなりいらっしゃいます。
それを自覚している経営者もいれば、
部下から「社長、話し方トレーニング受けてみてはいかがでしょうか?」
と言われ、密かに悩んでいる(逆ギレのケースもあり)経営者等々
私のところにもご相談いただくケースが多いです。
やはり部下やお客様には、言いたいことを論理的に伝えられたら良いですよね。
そこで今回のテーマは
「経営者のための話が飛ばずに論理的に話せるようになる方法」です。
この記事を書いた人:政治家・経営者スピーチコンサルタント 阿部恵
話が飛んでしまう話し方
例えば、商談でしたらこんな感じです。
・・・・・
あなた:「それでは次回、見積もりをお持ちしますね」
営業部長:「えぇ、お願いします。社長もね、気に入っていたからね」
あなた:「えー?社長ももうご存知なんですか?」
営業部長:「いやいや、この間のイベントの件ね」
あなた:(あぁ、今回の案件ではないのね(苦笑))
〜と言葉をぐっと飲み込む・・・・
・・・・・・・・
営業部長の頭の中では、今回の見積もりと前回のイベントがつながっていたのでしょう。
しかし、普通の人はつながっていません。
聞く側はびっくり!してしまいますね。
元国会議員の飛び過ぎた話
ちなみに私は国会議員の秘書をしていたことがあるので
このようなことは日常茶飯事でした。
1つご紹介します。
・・・・・
ある議員からの電話:
♪リーンリーン♪
阿部:「はい、○○議員事務所です」
議員:「隣が工事中で」
阿部:「???」
・・・・・
こんな時、あなたならどうしますか?
さすがに敏腕秘書だった(?)私でも
何が言いたいのかわかりませんでした(笑)
そこから少なくとも3つ以上の質問を経て想像できたことがこちら↓↓↓
・来月の勉強会でゲストをお招きする講演会場の前に今いる。
・会場の隣のビルが工事中で騒音がうるさい。
・当日、うるさいと困るから会場に確認してほしい。
議員の頭の中の途中経過をばっさり省いて、
いきなり「隣が工事中なの」とは、
「さすがに端折りすぎだろっ!」と思いました(笑)
伝わる話し方〜途中経過を相手と共有しよう
「話は結論から伝えよ!」とはこれまでも再三お伝えしてきましたが、
結論だけ言って、「以上!」では、さすがに不親切です。
議員しかり、経営者しかり、医者しかり、
ポジションの高い方は周りのスタッフが忖度してくれます。
・主語が抜けている
・目的語が抜けている
・途中経過も抜けている
こんな場合でも想像しながら解釈してくれます。
それが当たり前だと思っていると、ついいつもの話し方の癖が、
大事なお客様や取引先の前でも出てしまうので要注意です!
そんな場合は「途中経過」を描写することで
相手にも同じ「絵」を見せてあげましょう!
・・・・・
・いつ
・どこで
・誰が
・どうしたので
・●●なんです
・・・・・
〜という「絵」です。
結論だけ言って終了!ではなく、、途中経過も描写すると
聞き手がイメージしやすくなりますね。
論理的に伝える①〜前枠(まえわく)と後枠(あとわく)
最近は小学校の発表で先生が話す順番の【定型】を作ってくれているようです。
子どもたちはそれに当てはめるだけで、’発表’になるという優れものです。
もちろん小学生の発表ですから、いたって簡単。
・・・・・
1:「これから●●について発表します」
2:「〜〜しました」(概要)
3:「▲▲と思いました」(感想)
4:「これで発表を終わります」
・・・・・
という簡単な流れです。
しかし、これは立派な「定型」です。
論理的な話し方のコツを押さえた順番なのです。
あなたはちゃんと【始まり】と【終わり】を揃えて話せていますか?
スピーチでは【前枠と後枠】 といいます。(ひょっとしたらTV業界用語かも?)
ともあれ、小学生でも
「これから●●について発表します」
「これで●●の発表を終わります」
と【前枠と後枠】をつけただけで、ちゃんとした発表っぽく聞こえるから
優れた「定型」だと思いませんか?
論理的に伝える②〜接続詞を使った型を使えば話が飛ばない!
話し方は「型」に当てはめれば、飛んだり、外れたりしないで済むのです!
次にご紹介するのは、「接続詞を使った型」
論理的な話し方に大変身する簡単話法です。
それは・・・・
1:まず
2:なぜなら
3:例えば
4:つまり
を使うだけ。
・・・・・
1:まずは、●●についてお話しします。(メインテーマ、概要)
2:なぜならば、▲▲だからです。(その根拠となる理由)
3:例えば、・・・・こんな例がありますよ。(事例、具体例紹介)
4:つまり、●●ですよね!(メインテーマ、結論の念押し)
・・・・・
これに当てはめれば、ちゃんとした論理的ストーリーになります。
話が途中で飛んでしまったら・・・
「例えば」とか
「つまり」という接続詞を使って
話を進行させていけばテーマに戻れます。
・話が飛んでしまう、
・話が外れてしまう、
・論理的に話すのが苦手
〜という方はぜひお試しください。
とはいえ、一人でスピーチ内容を考え、実践するのはなかなか難しい
〜という方もいらっしゃるでしょう。
Confillでは経営者向けトレーニング実績が豊富にありますので、どうぞお気軽にご相談ください。
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