経営者の’惹きつける’話し方 〜硬いスピーチにも‘抜く’箇所を作るコツ
2024年8月7日
経営者として部下やお客様を惹きつけられるようなスピーチをしたいですよね。
しかし、ついつい硬い話に終始してしまい、
「部下がつまらなそうにしている」と感じることはありませんか?
そこで、今回のメルマガでは、経営者のための’惹きつける話し方’についてお伝えしていきます。
この記事を書いた人:政治家・経営者スピーチコンサルタント 阿部恵
硬くなりすぎずに惹きつける話し方
経営者の方からよくいただく質問が
「硬い話はできるんだけど、もっとクローズドな場ではカジュアルに話してみたい
「どうしたら良いですか?」というもの。
経営者のためのスピーチ手法としてオススメなのが【抜きどころ】を作ることです。
【抜きどころ】とは、例えば、クローズドな場であれば「ここだけの話ですけどね・・・」と、裏話などを話す箇所のことです。
経営者層のスピーチはロジカルさが求められますので、通常は数字やデータやエビデンスをしっかり入れて構成されると思います。
しかし、数字やデータやエビデンスばかりでは、聞く方も疲れちゃうんですね。
そんな時にオススメなのが「ここだけの話ですけどね・・・」といった【抜きどころ】なのです。
意外性を持ってもらう
例えば、
あなたが真面目に会社の広報戦略について部下に説明をしていたとしましょう。
そんな時、突然、「そういえば、ここだけの話ですけどね。」
「広報戦略のコツについて先日、代理店の方と話していたら・・・
広瀬すずさんが撮影のために代理店に現れたんですよ!」
〜と言ったらどうでしょうか?
仮に眠かったとしても聞きたくなりませんか?
そんな【抜きどころ】です。
学校でも先生の真面目な授業内容より、横道に逸れた話の方が印象深くて覚えていたりしませんか?
もちろん仕事の内容はしっかり伝えた上で聞き手に意外性を持ってもらう。
【抜きどころ】は、相手を惹きつけるためにとても効果的なのです。
全体として伝えることは伝えているのに【抜きどころ】があるために、
硬いだけの印象にはなりません。
あなたにとっての「ここだけの話ですけどね・・・」ってどんな話題があるでしょうか?
スピーチの際に1箇所でも良いので入れてみてください。
「あの人に伝わらない」を防ぐ
こうした【抜きどころ】を作るのは、実はもう1つの理由があるのです。
あなたの部下にもいろんなタイプがいるでしょう。
「部下Aにだけは、なぜか話が通じない!」
〜こんな経験はありませんか?
これは、相手がどんなタイプかによって、好む言葉や例え話、刺さる表現が違うからです。
こうした「あの人になぜか伝わらない」を防ぐためにも、部下やお客様のタイプに応じて、
硬い話、柔らかい話、硬軟織り交ぜたスピーチをすると、幅広い人を惹きつけられるようになります。
あなたはどのタイプ?
コミュニケーション総合研究所の松橋良紀代表によると、大きく分けて、聞き手のタイプは4つに分かれるそうです。
・視覚タイプ
・聴覚タイプ
・体感覚タイプ
・理論タイプ
の4つです。
あなたはどのタイプでしょうか?
・・・・・・・・
質問!
あなたが感動した映画の感想は、次の4つのうちどれに近いでしょうか?
・・・・・・・・・・・
1:見所は海から見下ろす絶景の景色。キレイだった!
2:最後のセリフが心に響いた。音楽もサイコー!
3:別れのシーンは涙が出たわ。感動した!
4:南北問題を扱っていて、構成もよかった!
・・・・・・・・・・・
1番は視覚タイプ
2番は聴覚タイプ
3番は体感覚タイプ
4番は理論タイプ
だそうです。
ちなみに、私は「聴覚タイプ」です。
「聴覚タイプ」の私が「理論タイプ」の人に、延々と言葉の美しさや音を表現しても・・・通じませんね。
相手を惹きつける言葉
相手に伝わらないのは、相手に刺さる言葉や表現を使っていないからかもしれません。
自分は「視覚タイプ」だとしても、相手が「体感覚タイプ」なら、
景色の美しさを語るより、実体験のエピソードを語る方が相手に刺さります!
相手がどのタイプか?
〜を見極めて、相手に刺さりそうなワードと表現を探してみると良いでしょう。
部下のタイプに合わせて、惹きつける言葉や例え話、
そして【抜きどころ】を用意して
経営者として惹きつけるスピーチをしてくださいね。
とはいえ、一人で惹きつける言葉を考え、実践するのは難しい
〜という方もいらっしゃるでしょう。
Confillでは経営者向けトレーニング実績が豊富にありますので、
どうぞお気軽にご相談くださいね。
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