アピールだらけの演説になっていませんか?
2018年6月19日
自慢だらけの話に失笑?!
政治家の会合や政治資金パーティー等では、
冒頭に、出席している議員がずらずらっと並んで
紹介と挨拶があります。
中には、
この挨拶のためだけにやってくる方もいるというのは
政治家独特の文化ですね(笑)
さて、こうした場で、
こんな挨拶にしばしば遭遇します。
事例①
「〇〇の予算をつけたのは私です!」
と、ご自分の自慢とアピール。
事例②
他党批判にとどまらず、
各方面への批判話を延々と・・・・。
この時、
主役議員の支持者たち(参加者)を見てみると、
うんざりとした表情になっていました。
話が終わる頃には
そこかしこで失笑がおきていたのは
言うまでもありません。
相手ファーストでプレゼント?!
事例に挙げた議員らは、
「自分は国民のためにこんなことをしたんだ!」
「私ってすごいでしょ?」
「だから私のファンになって投票して!」
ということを伝えたかったのでしょう。
政治家ですもの、その気持ちはわかります。
しかし、そんな下心が‘見え見え’ (←もはや死語?)
になってしまうと
残念ながら人の心は離れてしまうものです。
ところで、人前で話す=「プレゼン」は
語源が「プレゼント」だそうでして・・・。
「相手は何が欲しいか?」と考えることが大切なんだとか。
【自分ファースト】ではなく、
【相手ファースト】の視点に立った話こそ
何より良いプレゼン・スピーチと言えるのでしょう。
相手が欲する情報をプレゼント・・・「与える」ことで
結果として、あなたのファンも増える、というわけですね。
若手議員が空気を変えた手法とは
しばらく経って、
参加者の心をわしづかみにした若手議員がいました。
そのスピーチのざっくりとした概要がコチラ↓↓
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「私は当選〇回で実績もまだまだですから
披露できるような話もないので、1つだけ・・。
(主役の)■■議員の★★のお話は大変興味深く拝聴しました。
私も地元に帰った時にこのお話、早速、マネさせて・・・・(笑)
いえ、ご紹介させていただきたいのですが、よろしいでしょうか?(笑)」
主役議員:「もちろん」とうなづき
会場:(一斉に拍手)
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スピーチ分析
では、このスピーチのどこが優れていたのでしょうか?
1.長い話を聞き、疲れていた会場の参加者の気持ちに寄り添い、
「1つだけ」と手短に話が終わることを予告。
2. ■■議員を話題にすることで主役を引き立てる。
3. ■■議員が会場の参加者と盛り上がった★★話をうまく引用することで、
会場参加者も傍観者ではなく当事者となり、一体感をもたらした。
短い話でも聴衆の心をつかむことはできます。
引き立ててもらった主役の■■議員もたいそう嬉しそうで、
どうやら聴衆だけでなく、
上司の心をもわしづかみにしたようでした。
【相手・聞き手ファースト】の話題で
ぜひあなたもファンを増やしてくださいね。
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