議員のスピーチはポジティブ変換しよう!
2018年8月13日
「演説で批判的発言ばかりをすると
あなたのイメージダウンにつながりかねないので
ぜひポジティブ表現を~~~~!」
ということを前回お伝えしました。
今回は、そのポジティブ表現を
具体的にどうするか、についてです。
【ポジティブ変換】
ついつい発してしまうネガティブな言い回しを
ポジティブ変換するだけで、
ぐっと印象がよくなるトレーニングをご紹介しましょう。
・・・・・
例えば、この季節、地元町内会の盆踊り大会で
あなたがお手伝いや挨拶をする機会も
多いことでしょう。
会場入り口で
スポンサー提供の内輪を参加者に手渡す時、
❶汗でベタベタしないようにこちらの内輪をお使い下さい。
❷涼風を味わえるこちらの内輪をお使いください。
だったら、
あなたはどちらの方に良い印象を持ち、
使いたくなりますか?
❶「ベタベタ(ネガティブ表現)」+「~しない(ネガティブ表現)」
という二重否定の前者と、
❷「涼風を味わえる(ポジティブ表現)」の後者、
後者の方が実際に手に取ってみたくなりませんか?
これは「ベタベタして、暑くてイヤだなぁ」という表現を
【ポジティブ変換】したものです。
ネガティブな表現をちょっとポジティブにしただけで
聴き手の印象はグッとよくなるのですね。
巷では『ネガポ辞典』なるものが
流行っているそうでして、
様々な変換が記されています。
例えば
- 「飽きっぽい」を
【ポジティブ変換】すると
「視野が広い」
「行動力がある」
「気持ちの切り替えが早い」に。
この他にも
- 「引きこもり」⇒「蝶になる前のさなぎ」
- 「オンチ」⇒「誰にもマネできないアレンジ力」
~となるそうです。(『ネガポ辞典』より)
・・・なんだか笑ってしまいますね。
他党批判をする際も、
直接的なネガティブ表現をぶつけずに、
一呼吸おいて、
【ポジティブ変換】してみたら、
話す方も、聞く方も楽しくなりそうですね!
批判の矛先は自らに?!
先日、批判や悪口を言わない
演説上手な若手議員がいました。
「上手い!」と思わず惹きつけられたのは・・・
批判の矛先を敵(=他党)ではなく、
自らの党の悪しき点に向け、
反省してみせたのです。
これは「自浄能力」が高いという印象を
有権者に与えると同時に、
✔「そうそう、その通り!」
✔「わかっているじゃない!」
と、聴き手が共感しやすいんですね。
他者批判は悪口になりますが
その矛先を自らへ向ければ、
内省=前向き(ポジティブ)
となるわけです。
なぁるほど!
こうした手法の応用編として
自虐的にユーモアに変える
スピーチテクニックもあるのですが・・・
これはまたの機会にお伝えしましょう。
習慣化している考え方や話し方のクセを
今一度検証して、
ぜひ【ポジティブ変換』してみて下さいね!
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