政治家挨拶でもスピーチのキャッチボールが大切
2019年7月11日
小池百合子都知事のさすがの呼応術
先日、某公益団体会長の
スピーチ指導をいたしました。
会長は、大変大きな式典の主催者としての
スピーチを目前に控えていました。
入念なトレーニングを重ねたのち、
最後の原稿チェックで私はこんな
提案をしました。
「後ろの小池百合子都知事の挨拶に
うまく繋げましょう」〜と。
小池さんはTVのご出身でもあり、
前のスピーチをしっかりと聞き、
それに呼応するように話をするのが
とてもお上手な方だということを知っていたためです。
さて、その会長が所属する公益団体は
美味しい飲食店が多い某エリアから
都庁近くに移転してきたばかり。
そこで、会長スピーチの最後に、
「新宿というこの地のすべてに大満足だが、
唯一残念なのは・・・◯◯(某所)の
美味しいランチを食べられなくなったこと」
と添えたのです。
これを聞いていた小池都知事は
次の、ご自分の挨拶ですかさず、
「都庁の近くにも美味しいランチは沢山ありますよ。
今度都庁にもいらしてください!」
と呼応してくれたのですね。
(やったー!)
見事に都知事のコメントを引き出したわけです!
スピーチはキャッチボール
「会話はキャッチボール」とよく言われますが、
スピーチ・挨拶もキャッチボールのように
「呼応」させることがポイントです。
前の人のスピーチをよく聞く。
そして、それに呼応させる。
または、今回の会長のように、
後でスピーチをする人が
呼応しやすいような話・・・
(いわば前振りのようなもの)
をするのも良いですね。
まぁ、これは
小池さんが見事にこの対応のできる方だったため、
キャッチボールの球を
見逃さずしっかり受け止めてくださった。
お手本のような事例です。
式典挨拶などでは来賓挨拶が続くことが
多いですね。
そんな時は、
「前の方のスピーチをキャッチして展開する」
という技もぜひお試しあれ。
これ、聞いている方も楽しいので
おすすめですよ!
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