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経営者や管理職がプレゼン・スピーチでやってはいけないこと&解決策

2023年12月18日

プレゼンやスピーチで、イライラするケースってありますよね?
よくあるのが、前置きが長いケース。また、話が難解で全然頭に入ってこないケースも。
この記事では、やってはいけない事例とその解決策をお伝えします。

<この記事を書いた人>スピーチコンサルタント阿部恵

前置き長いのはダメダメ~プレゼン・スピーチで言い訳しない~

外資系企業の女性管理職の方に
スピーチトレーニングした時のこと。

なんとも、話の前置きが長すぎて、
何が言いたいのかまったく伝わらない~
というクセをお持ちでした。

やっかいなのは
本人は「前置きが長い」ということに
気付いていないこと。
(やれやれ)

どんな前置きかというと、

「本当にいきなりプレゼンすることが
決まってしまいまして、
私自身、何の準備もしておりませんでしたから、
うろたえてしまいまして、
慌てて、資料を集めて、
パワポを作ったところでして・・・」

↑↑プレゼン練習の冒頭の挨拶がコレです。

プレゼンの挨拶にそんなこと言う必要ある????

言い訳は真っ先にカットしろ!

こうした言い訳は、パーテイーなどで
急にスピーチの指名を受けた時なども
よく聞きます。

「急なご指名で何を話したらよいか?
予めわかっていたら
準備もしてきたのですが・・・」

等々。

みなさんがお客様として
話を聞く側だったら、
こんな言い訳だらけの挨拶に
ワクワクしますか?

多くの方は、聞く気が半減しますよね。
だって聞いている人には
全く関係ないことですから。

更に、指名をした方に対しても
非難しているように
聞こえ、失礼です。

はい、そこで今日の教訓。

【言い訳は真っ先にカットしろ!】
です。

客観視しよう

前置きや言い訳が長い人というのは、
自分の気持ちがついつい先にきてしまって、
お客様(聞き手)の立場から
どう見えるか?
という視点が欠けているのですね。

自分では
「こんなダメな状態のスピーチを
お客様の前で披露するのは申し訳ない」
との配慮から発している
と思っているかもしれません。

でも、そんな言い訳を聞かされる方が
よっぽど配慮に欠けているのだ、
と自覚してほしいのです。

急な指名の場合の対処法

それでは急にスピーチの指名を
されてしまったら
どうしたらよいでしょうか?

ふむ。
私だったらこんな風に言うでしょうか?

「こんなに沢山の方がいる中で
私を指名していただき嬉しいです。
これなら・・・・・・
年末ジャンボ宝くじも
当たりそうな気がしてきました!」

~なんて
言うでしょうか。

「指名した方への配慮」、

そして、
「突如指名されたことを
前向きにとらえる発言」が
会場にいるお客様たちから
好かれる話し方です。

緊張するとついつい自分の気持ちが
全面に出てしまうものですが、
そこをぐっと我慢して・・・

「お客様にはどう見えるかな?」と
客観的に見るクセを
つけてくださいね。

なんたって、これこそが
エグゼクティブに求められる
「パブリックスピーチ」の基本ですよ。

「書き言葉」で話すな!

先日、某企業の決算発表会の様子を動画で観る機会がありました。

5社くらい観たのですが、
そこで1つ気になったことがありました。

それは、みなさん、
難解な「書き言葉」のまま話していた、ということです。

これでは伝わるものも伝わりません!

話す時は「話し言葉」を用いることが必須です〜!

書き言葉は硬い印象

そもそも日本語には文字がなく、伝言ゲームのように
「言葉で伝える言語」だったと言われています。

その後、中国から文字が入ってきたものの、
文字と話す言葉とはそれぞれ別の変化を遂げてきた
歴史があるそうです。

ですから、
書き言葉のまま話してしまうと
「硬い〜印象」が残っちゃうのですね。

作文する癖のある方は要注意

さて、話を本題に戻しましょう。

いざプレゼン、決算報告会、説明会となると
みなさんはどんな準備をされるでしょうか?

しっかり準備するのは良いのですがついつい作文してはいませんか?

実は、作文=「書き言葉」で準備してしまう方がとても多いのですね。
それはもったいないですよ!

いったん「書き言葉」で準備した原稿は、

「話し言葉」に変換して
「話す」練習が必要となります。

仲の良い先輩や同僚に話すようなイメージで
「書き言葉」を「話し言葉」に変換してみてくださいね。

まとめ

あなたはプレゼンやスピーチで、聞き手をイライラさせていませんか?
経営者や管理職は人前で話す機会が多いので注意が必要です。
「前置きはカット」「話し言葉で」を意識して、相手がワクワクするスピーチを心がけてくださいね。

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