【経営者・管理職のための話し方】オンライン会議やプレゼンを成功させる4つのポイント
2024年2月6日
新型コロナ以降、オンライン会議やオンラインプレゼンが当たり前になっています。でも時々残念な進行に遭遇することも。経営者や管理職のあなたなら、参加者全員が満足できるものにしたいですよね。
そこで、オンラインでの会議やプレゼンを成功させるコツを4つお伝えします。
この記事を書いた人:政治家・経営者スピーチコンサルタント 阿部恵
ホールパート法で最初に全体像を見せる
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ある勉強会での話です。
Web打ち合わせがあったのですが、そこで残念な進行に遭遇しました。
主催者がうまく進行できなくて参加者がイライラしているのですね。
参加者の一部からは進行を助ける質問や意見も出たのですが
残念ながら気付いてもらえず。
さて、なぜ参加者はイライラしてしまったのでしょうか?
それは、
・会議のゴールが何なのか?
・どれくらいの時間がかかるのか?
が全く見えなかったからです。
更には
「結局、私たちは何をしたら良いわけ?」という疑念が残る会議だったのです。
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そこで、オンライン会議に役立つ【ホールパート法】をご紹介しましょう。
【ホールパート法】とは、
1:相手に伝えたい全体像(whole=全体)をはじめに提示
2:その後、詳細を説明
3:最後に結論に戻ってまとめる
〜という方法です。
最初に全体像を見せることで、聞き手が論点をつかみやすくなるのですね。
わかりやすい例を挙げると。
全体像:「今日はカレーライスの作り方をご紹介します」
進め方の提示:「まずは1:材料、2:作り方3:保存方法」の順でお伝えしていきます。
詳細:(1、2、3を詳しく伝える)
まとめ:「今日はカレーライスの作り方をご紹介しました」
どうですか?
料理番組は実によくできた構成ですね。
これも【ホールパート法】の1つと言えます。
ビジネス会議や部下への指示出しの場合は、さらにこの後に
「今後どうしたらよいか」を明確に示してあげるとよいでしょう。
聞き手は安心しますよ!
Short=短く
Simple=簡潔に
Straight=直接的に
の3Sも忘れないでくださいね。
2、阿部メソッドでカメラ前が苦手を克服!
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オンライン会議やプレゼンが苦手な理由の一つに、「実はカメラ前が苦手で…」〜って方、多いのではありませんか?
先日、某企業の新商品発表会で司会をさせていただいたのですが、
まさに「カメラ前でのプレゼンが苦手」って方に遭遇しました。
商品説明をされる経営者さん。
とっても気さくで、雑談ではめちゃくちゃ会話上手なのに、
いざカメラ前でのプレゼンとなると、シュ〜ンと小さくなっちゃっちゃって・・・
突然喋れなくなっちゃったんです。
「普段は僕、喋れるんですよ〜」
「カメラの前だとダメですね〜」としょんぼり。
コロナ禍はオンライン活用するしかない
〜とはいえ、
コロナ禍においてオンラインはもはや仕事に必須です。
本番を前に、冷や汗をたらして落ち込む経営者さん。
(お気の毒だなぁ・・・)
困っている人を見ると
「つい何とかしてあげなくっちゃ!」って思うのが私。
その日はアナウンサーとしての仕事でしたが、
カメラ前へと移動し、社長にプチレッスンをして差し上げました!
「え〜、こうしていただけると喋れる〜」
「え〜、プレゼンしやすくなった〜」と大感激の経営者さん。
その名も「阿部メソッド」!
経営者さんは、その道のプロですから商品説明はばっちりできるんですね。
ただー、カメラ前で緊張するってだけ。
私に向かって商品説明してもらい、
「あれ?気づいたら隣にカメラがあったのね?」
って状態にしたのです。
すると・・・
見事に、本番では、本来の知性と明るさ溢れる
すばらしいプレゼンとなりました!
「いやぁ、実は僕もカメラは苦手で〜」
「オンラインも苦手で〜」
って方はね、
ぜひこの「阿部メソッド」をお試しあれ〜。
3、 オンラインのジェスチャーは「はみ出さない」が基本
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オンラインでジェスチャーは効果的か?
はい、もちろん効果的です!
ジェスチャーは言葉の不足を補ってくれますし、
話だけで聞き手を惹きつけるのが難しくても
視覚的に印象付ける効果もありますから。
ただし、
・やたらと動く
・PC画面からはみ出る
〜ようなジェスチャーは要注意です。
・うるさく映ったり、
・「何?」と疑問を抱かせることにつながります。
PC画面で見せられる範囲は限られています。
ちょっとでも大きなジェスチャーをしてしまうと
【画面からはみ出で見えない】という現象が起きるからです。
例えば、
「今日のポイントは3つです!」の
「3」の指が画面の外側にはみ出ていたら……
見えないですよね?
PC画面の中で見せられるジェスチャーを活用することが大切です!
PCの特性さえ知れば簡単ですね。ぜひお試しください。
4、声がぼそぼそして聞き取りづらい人向け、山びこ練習法
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知り合いの社長さんの話です。
オンラインでコンサルをやることになったのですが、
「声が聞こえない」
「何言っているの?」
「声、小さい」
と散々な言われようだったそうです。
そこで、
声がボソボソ小さい場合の
トレーニングをご紹介しましょう。
「は〜〜〜い!」
「お〜〜〜い!」
「ヘェ〜〜イ!」
と、山びこのように
遠くにいる人に声を出す練習です。
「え?パソコン画面に向かって話すだけなのに
なんで山びこのように声を出すわけ?」
〜とお思いでしょう。
実は、声には通り道があるんですね。
一人でPC画面に向かって独り言のように話すと、
声がボトッと前に落ちてしまうのです。
しかも相手には「暗い」印象も
与えてしまうので要注意です!
たとえPC越しであっても、
画面の後ろにいる部下やクライアントを意識しながら
声を張って元気に明るいトーンで話すと
声の印象も良くなりますよ!
まとめ
オンライン会議やオンラインプレゼンを成功させるには、
- 最初に全体像を見せて相手を安心させる
- カメラの横に人を置いてカメラ前が苦手を克服
- 画面におさまるジェスチャーを意識する
- 遠くにいる人に声を出すように話す
この4つのポイントを押さえて練習してみましょう。
経営者・エグゼクティブだからこそ
オンライン画面越しのプレゼンや会議では、明るく堂々と話したいですね!
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