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話があちゃこちゃ飛ぶ経営者にオススメの【話し方の型】

2024年2月8日

「話したのになぜ部下に伝わらないんだろう」と嘆く経営者や管理職が多いです。

ひょっとしたら・・・あなたの話があちゃこちゃ飛んでしまって

部下がついていけないケースかもしれませんよ、

経営者や管理職のあなたなら、テーマに沿ってしっかりと話をしたいですよね。


そこで、話が飛んだり、それたりするのを解消するコツをお伝えします。

この記事を書いた人:

政治家・経営者スピーチコンサルタント 阿部恵

話があちゃこちゃ飛ぶ人

あなたの周りでこのような社長やお客様はいませんか?

【話があちゃこちゃ飛ぶ人】

これは笑い事ではなく、意外と多いのです。

例えば、商談だったらこのような具合です。

・・・・・

>あなた:「それでは次回、見積もりをお持ちしますね」

>営業部長:「えぇ、お願いします。社長もね、気に入っていたからね」

>あなた:「えー?社長ももうご存知なんですか?」

>営業部長:「いやいや、この間のイベントの件ね」

>あなた:「・・・・・」

(あぁ、今回の案件ではないのね(苦笑))〜と言葉をぐっと飲み込む・・・・

・・・・・・・・

営業部長の頭の中では、今回の見積もりと前回のイベントがつながっていたのでしょう。

しかし、普通の人はつながりませんね。

聞く側は何のことかとびっくりしてしまいます!

ある議員のぶっとび話

ちなみに私は国会議員の秘書をしていたことがあるので

このようなことは日常茶飯事でした。

その中で、1つ実際にあった話をご紹介します。

・・・・・

〈ある時の議員からの電話〉

♪リーンリーン♪

>阿部:「はい、○○議員事務所です」

>議員:「隣が工事中なの」

>阿部:「???」

・・・・・

こんな時、あなたならどうしますか?

さすがに敏腕秘書だった(?)私も、何が言いたいのかわかりませんでした。

そこから少なくとも3つ以上の質問を経て想像できたことがこちらです。

↓↓↓

「来月の勉強会でゲストをお招きする講演会場の前に今いるのだけれど、

会場の隣のビルが工事中で騒音がかなりうるさい。

当日、大丈夫だろうか?

阿部さん、会場に確認してくれる?」

議員の頭の中の途中経過をばっさり省いて

いきなり「隣が工事中なの」とは、さすがに端折りすぎ、ですね!

途中経過を相手と共有しよう

「話は結論から伝えよ!」とはこれまでもお伝えしてきましたが、

結論だけ言って、「以上!」では、さすがに不親切な場合もあります。

議員しかり、社長しかり、ポジションの高い方は

周りのスタッフが忖度してくれますから、

・主語が抜けている

・目的語が抜けている

・途中経過も抜けている

このような場合でも、周囲のスタッフが想像しながら解釈してくれていることをお忘れなく。

それが当たり前だと思っていると、ついいつもの話し方の癖が、

大事なお客様や取引先の前でも出てしまうので要注意です!

そのような場合は、「途中経過」を描写することで

相手にも同じ「絵」を見せてあげましょう!

・いつ

・どこで

・誰が

・どーしたので

・●●なのです

〜という「絵」を。

前枠(まえわく)と後枠(あとわく)

話があちゃこちゃ飛びやすい方には

【話し方の型】に当てはめることをオススメします。

最近では、小学生の発表でも先生が【定型】を作ってくれ、

それに当てはめているようです。

もちろん小学生の発表ですから

・・・・・

1:

「これから●●について発表します」

2:

「〜〜しました」(概要)

3:

「▲▲と思いました」(感想)

4:

「これで発表を終わります」

・・・・・

という簡単な流れです。

これは、立派な「定型」です。

あなたは、話の【始め】と【終わり】を揃えて話せていますか?

これを私は【前枠】と【後枠】 と呼んでいます。

小学生でも

「これから●●について発表します」

「これで●●の発表を終わります」

〜と【前枠】と【後枠】をつけて発表ができているのですから

これは便利な「定型」だと思いませんか?

接続詞を使った型で話が飛ばない!

話はこうした「型」に当てはめれば、飛んだり、外れたりしないですみます。

次にご紹介するのは「接続詞で型」にする簡単話法です。

・・・・

1:まず

2:なぜなら

3:例えば

4:つまり

を使うだけ。

・・・・・

1:まずは、●●についてお話しします。

(メインテーマ、概要)

2:なぜならば、▲▲だからです。

(その根拠となる理由)

3:例えば、・・・・こんな例がありますよ。

(事例、具体例紹介)

4:つまり、●●ですよね!

(メインテーマ、結論の念押し)

・・・・・

これに当てはめれば、ちゃんとしたストーリーになりますね。

話が途中で飛んでしまった場合は、

「例えば」とか「つまり」という接続詞を使って話を進行させていけば、テーマに戻れます。

・話が飛んでしまう、

・話が外れてしまう、

~という方はぜひお試しくださいね。

今回のまとめ:

話があちゃこちゃ飛ぶ方は、結論だけ言って終了!ではなく、

途中経過も描写すると聞き手がイメージしやすくなります。

また、話の前枠、後枠をつけたり、

接続詞を使った「話し方の型」に当てはめることで

しっかりとテーマに沿って話せるようになります。

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