選挙演説ではぶつ切り厳禁!意味のかたまりで区切って話せ!
2024年4月24日
政治家になぜスピーチトレーニングが必要なのか
あなたは選挙に出ることになって、演説の仕方、声のトレーニングなど
どなたかプロの演説指導を受けたことがありますか?
おそらく多くの議員(候補者)は、ないと思います。
先輩議員の演説や話し方を、見よう見まねで喋るようになったのではないでしょうか?
議員は声が命
私が国会議員の秘書だった時のこと。
出馬することになったある候補者に、国会議員が言いました。
「選挙が始まってからでは遅いから、すぐにでもボイストレーニングやスピーチトレーニングを始めなさい」と。
選挙では、街頭演説・討論会・街宣車からの呼びかけ~と、
連日、朝から晩まで喋り続けます。
当然、のども酷使します。
発声の基礎なしに喋っていたらどうなるでしょう?
すぐに声は枯れてしまいますよね。
選挙の後半だったらなんとかなるかもしれません。
しかし、選挙戦の真っ最中に、声がでなくなってしまったら戦うことはできません。
それはつまり、票を獲得できないということなのです。
さて、冒頭の
「政治家になぜスピーチトレーニングが必要なのか」の問いに話を戻しましょう。
その答えは・・・
「選挙中に票を失うリスクがあるから」なのです。
アメリカ議員はボイストレーニングを受けている
アメリカ大統領選は約1年かけて戦う長期戦。
大統領にボイストレーナーがついていることは有名な話です。
ブッシュ大統領の時には、演説を演出するチームまであったそうです。
それくらい、議員・政治家にとって、
声や話し方とは選挙を戦う大切な武器というわけです。
だからこそ、議員スピーチには継続的かつ
プロによるトレーニングが必要なのです。
議員独特の話し方は嫌われる
なぜか?
それは議員独特の話し方があるからです。
しかも、多くの有権者が「気持ち悪っ!」と感じる話し方のクセだからです。
それが「ぶつ切り表現」です。
「ぶつ切り表現」とは・・・
「私が/議員を/こころざした/きっかけは/父を/幼い頃に/・・・・」
〜のように、単語レベルでぶつぶつと切って話す演説です。
あなたの周りでも、こういう変な癖の議員、いませんか?
本当に議員に多い話し方なんです。
よく考えてみてください。
普通は、こんな切り方はしませんよね?
日本語は「意味のかたまり」で区切って読む言語です。
専門用語では【フレージング】と言います。
先ほどの文章を、意味のかたまりで区切ってみると、こんな感じになります。
「私が議員をこころざしたのは/小さい頃に父を亡くし/母子家庭で育ったことが原点です」
普通に意味を捉えると、これくらいのフレーズで区切りますね。
意味のかたまりでとらえる
あなたがせっかく考えた演説です。
有権者に伝わらなくてはもったいないですよ!
初めて聞く有権者にとって、どこで区切ると意味を理解しやすいか?
ご自身でまとめた演説原稿に「区切り」を入れて試してください。
その際、まずは句読点にあまり左右されずに、
イメージで意味全体を捉えることをおすすめします。
その上で【フレージング】=意味のかたまりで区切って読んでくださいね!
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