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お客様向け社長挨拶と採用向け社長挨拶とを同じにしてはいけない3つの理由

2024年5月29日



社長の挨拶やスピーチは様々な場面でありますね。
創業◯周年記念式典でのスピーチ、株主へ向けての決算報告、パーティーでの中締め挨拶等々。

気をつけていただきたいのが、お客様に対して話す場合と、採用向けの挨拶とでは、スピーチを届ける相手が全く異なるということです。
「皆さんに向けて話そう」と、ターゲットを幅広くしてしまうと、話したい内容がぼやっとしてしまい、相手の心に通じないスピーチとなってしまうので注意が必要です。


社長・議員を専門としたスピーチ会社としてこれまで6,000人以上のスピーチ指導をしてきたConfillが、お客様へのスピーチと採用向けスピーチを同じにしてはいけない3つの理由についてお伝えします。


この記事を書いた人:政治家・経営者スピーチコンサルタント 阿部恵


1、挨拶をするターゲットと目的が違う

一般的な社長挨拶の場合、聞き手は取引先のお客様、業界の経営者、自社の社員〜と、年齢も属性も異なり、幅広い層が対象となります。

取引先のお客様でしたら、’他のお客様からの声’を紹介したりしながら話す、
業界の経営者に対してならば、業界としての未来について話す、
自社の社員に対してならば、社長としての想いや会社の経営理念について語ること等が大切です。

社長の想いは、なぜ創業したのか、誰にどんなサービスを届けたいのか、お客様のどんなお悩みを解決したいのか等、会社としての社会的意義について伝えられると良いですね。
実際に、あなたの会社の商品やサービスを使っていただいている’お客様の声’を紹介することで、お客様への感謝の気持ちを伝えることもできます。

一方、採用に関する社長挨拶の聞き手は、「あなたの会社に興味をもっている人」となります。この挨拶の目的は、「ほしい人材の獲得」です。
ですから、どんな人が欲しいのかターゲットを絞ることで、理想の社員に社長のメッセージが刺さることで、結果、欲しい人材が集まりやすくなるのです。
あなたの欲しい人材をイメージした挨拶にしないと、相手の心には響きません。

2、相手の属性によって伝える内容が違う

幅広い層へ向けた社長挨拶は、時には投資家向けの決算発表だったり、経営者仲間に対して自社の経営理念や事業内容を話すことだったり、お客様へ感謝の意を表するケースなど、伝える内容が多岐にわたる分、スピーチ全体が抽象的になりやすい傾向があります。
しかし、社長の’想い’がしっかり伝われば、それでOKです!

これに対して採用向け挨拶は、応募者があなたの会社の一員となった姿をイメージしやすいよう具体的に話さないといけません。なぜなら抽象的な話では、相手が次の行動に移せないからです。
とくに伝えなければならないのは、「社員とともにどんな未来を共有したいのか」と「それを実現するために、どんな人材がほしいのか」の2点です。
具体的に話せば話すほど、あなたの欲しい人材の心が動きます。

3、相手に対して、次にどんな行動に繋げて欲しいのかが違う

社長挨拶では、聞き手に次にどんな行動をとってほしいのかを想定して話すようにしましょう。ただ’想い’を伝えるだけではなかなか人は動いてくれません。次にどうすればいいのか、行動の導線を整えてから話さなければ、理想の結果は得られないのです。

特に、採用向け挨拶では、社長の挨拶を聞いた後に、
「この社長のもとで働きたい!」と相手に思ってもらうことが大切!
そして、そのままお申込みフォームに入力など、実際の応募につながる導線を整えることも、忘れずにしてくださいね。これが採用向け社長挨拶の役割の1つでもあるのです。
例えば、会社の雰囲気や社長の人柄がわかるようなInstagramやyoutubeや申込みフォームに直接アクセスできるQRコードを案内するなど、スピーチの最後に告知すると良いですね。
社長の挨拶で好印象を持った相手は「ここにアクセスすれば良いのか!」と次の行動に移しやすくなるからです。
スピーチの締めコメントにも一工夫必要になってくるというわけです。

まとめ

幅広い層へ向けた一般的な社長挨拶と、採用向け挨拶との違いは、目的そのものが違います。
採用で悩んでいる社長なら、特に採用向け挨拶には力をいれましょう。
社長がぼんやりした話しかしなかったら、ふわっとした社員しか集まってきません。
仮に、入社に至ったとしても、「こんな会社だとは思わなかった」とミスマッチが生じ、
離職につながるケースもあります。
欲しい社員を入社前に選別できるようにするのが、採用向け社長挨拶のポイントと言えます。
社長が「こういう人材が欲しい!」というメッセージを、ぜひスピーチの中で表現してくださいね。

とはいえ、一人でスピーチ内容を考え、実践するのはなかなか難しい〜という方もいらっしゃるでしょう。Confillでは社長向けトレーニング実績が豊富にありますので、どうぞお気軽にご相談くださいね。
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