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すぐに使える!周年記念・社長の挨拶 〜スピーチ事例付き〜

2024年6月11日

会社の創業・◯周年行事で社長挨拶は欠かせません。

 

しかし、
・何を話したら良いんだろう?
・いろんなことがありすぎて話すと長くなる
こんなお悩み、ないでしょうか?

 

これまでの苦労を思うと、社長にとっては全てが歴史であり、
どれもカットできない思い出ですものね。

 

しかし、思いのままに、何十分も喋っては、
来賓や社員は疲れてしまいます。

 

 

そこで、この記事では
・どうやって創業周年社長スピーチを構成するのか、
・どんなことに気をつけて話したら良いのかそのコツについてお伝えします。

<この記事を書いた人>スピーチコンサルタント阿部恵


創業周年・社長挨拶が大事な理由

企業の設立から10年、20年といった周年記念での社長挨拶は、
これまで関わってくれたお客様、取引先、そして社員に対して、感謝を込めて行う大切なイベント。

こうした節目の時に、社長が改めて挨拶をすることで
お客様や社員との信頼関係が一層強固なものとなります。
だからこそ社長挨拶は手を抜けない、重要な役割があるのです!

ところで、あなたは日頃から、会社のビジョンや、社長としての想いを伝えていますか?
・なかなか機会がない、
・恥ずかしい、
・時間がない・・・等々理由はあるかもしれませんが、
創業周年記念での社長挨拶は会社のビジョンや成果を振り返り、
今後の展望を社内外に示す大事な機会です。

もちろん普段から部下と接していても、会社の顔である社長自身が 「どんな想いで誰のためにその仕事をしているのか」をしっかり伝えたいですね。

創業周年・社長スピーチの構成〜基本型〜

これまで私は多くの企業の周年記念式典の司会を頼まれ、間近で社長挨拶を見てきました。
イケてるスピーチもありましたが、イケていないスピーチも・・・多かったです。
・スピーチの準備をしていない
・漠然とした話で、誰に何を伝えたいのか見えない
こんな残念な社長挨拶は、やめませんか?
取引先や社員にも「社長、かっこいい!」と思われるスピーチを準備しましょう。

そこで、周年記念・社長挨拶の基本構成と気をつけたいこと、3つをご紹介します。

1:オーソドックスな歴史を振り返る社長挨拶の流れ

2:過去の出来事にフォーカスし、今に繋げるパターン。

3:話す時のポイント
です。

創業からの歴史を振り返る社長挨拶の構成

歴史ある企業の場合、1つ1つ丁寧に振り返っては社長挨拶が長くなってしまいます。
そこで、社史の中で、成長のターニングポイントとなったことを3つくらいに絞って伝える構成法です。

・・・・

【流れ】
①創業のきっかけについて
②成長のターニングポイント2〜3点
③まとめ

・・・・

では、具体例を挙げていきます。

①創業のきっかけ:

自分が仕事と家庭の両立ができず仕事を断念した経緯から、ワーキングマザーの支援をしたいと家事サポートサービスを始めた。

②成長のターニングポイント:

1 A社からの依頼で社内に保育所を作ってほしいと言われ、社内保育所事業も始めたら、大手企業で広まった。
2 ワーママからの新たな要望として、クリニックと連携した病児保育サービスも開始した。
3 ワーママの負担軽減を目的とした、料理の作り置き&お弁当宅配サービスまで展開。

今となってはこれが会社の基幹事業に変わった。

③まとめ:

お客様のニーズに精一杯応えようとして取り組んできたら、現在の形になった。

↓(あなたの教訓へ)

「ニーズもビジネスもお客様の中にある」等
そこから得た教訓を話し、「未来のビジョン」を語ってまとめる。

いかがでしょうか。これが基本的な流れとなります。


過去の出来事にフォーカスし、今に繋げて話す

あなたの会社は経営がキツかった時期や、会社をたたんでしまおうかと悩んだ時期はありませんか?
経営者の方々と話すと、意外とポロポロと辛かった時期について話してくれることが多いのです。
そんなマイナスの出来事を1つ取り上げて、そこから、頑張ってプラスに転換させたストーリーにすると共感されやすい流れとなります。

聞き手が共感しやすい話の流れは
「マイナス→プラス」話です。

ずっと「プラス→プラス」の話は単なる自慢となり、共感されにくいのです。

または、
「プラス→マイナス→プラス」もOKです。

苦しかった時期をどう乗り越えてきたのか、ここを語ることで共感が生まれるのです。


具体的な流れとしては、

・・・・
【流れ】
① 会社の現況について(プラス)
② マイナス(苦しかったこと等)
③ プラス(乗り越えたこと)
④ まとめ

・・・・

では、具体例を挙げていきます。

________________
現在の会社の状況について話す
プラスの側面を伝える:「今年の業績は◯億円となり、過去最高となりました。」

②マイナス:「実は、10年前にA事業で負債を抱え、◯億円の借入となり、倒産の危機に陥りました。」

③プラス:しかし、社員の頑張りと、B事業の開拓によって過去最高益となった。取引先の皆様、そして、苦しい時期を頑張ってくれた社員に心から感謝したい。

④だからこそ、「今後は〜していきたい」
と、未来のビジョンを語り、まとめる。
________________

ポイントは、
〈マイナス→プラス〉
〈プラス→マイナス→プラス〉 

の流れです!

いずれの場合も、
・苦しい時に支えてくれた人への感謝
・社長としての想い
は忘れずに伝えましょう。

時間内におさめ、話す練習をする

周年記念・社長挨拶の流れについて、2つのパターンをご紹介しました。
「社長挨拶の流れ、原稿ができたぞー!」〜と、ここで安心しないでください。
ここからが大事なポイントです。

社長の挨拶を司会者として間近で見てきた私の率直な感想は・・・・
「社長よ、もっと練習してから本番に臨め」です。
練習せず、原稿を読み上げているだけでは社員の心に響きません。
滑らかに話せるようになるまで声を出して、練習してください。
そして、時計やストップウオッチを使って、時間内におさまるように練習すること!



長い〜というだけで、社長挨拶としては失格です!
だらだら長くならないよう録音、録画機能を使って練習するのがオススメです。
この‘練習’という過程を甘くみている社長が多いのですが、
スピーチが上手い社長は必ず!練習しています。
(これ、ホントです!)

「あの社長、なんでスピーチ上手いのかな?」と何度も聞かれますが、はっきり言います。
「練習しているからです!」
あなたも周年記念・社長挨拶に向けて、しっかりと練習してくださいね。

とはいえ、一人でスピーチ内容を考え、実践するのはなかなか難しい
〜という方もいらっしゃるでしょう。
Confillでは社長向けトレーニング実績が豊富にありますので、どうぞお気軽にご相談ください。
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