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選挙演説の主語は’有権者’にしよう!

2024年4月7日

有権者の姿を想像して話そう!

先日、ある選挙候補者のスピーチ指導で、

街頭演説の原稿を見せていただく機会がありました。

なんでも、選挙プランナーが雇ったスピーチライターの

原稿だそうで、それはそれは高尚な内容でした。

しかし、私には違和感だらけでした!

なぜなら【有権者をまるで見ていない原稿】だったからです。

私は、有権者置き去りのその原稿を見て、悲しくなりました。

偏差値が高いだけで現場を見たことのない

スピーチライターが書いたものだったのでしょう。

「田んぼでトラクターに乗って、昼食は収穫の合間におにぎりを食べている有権者の農家さんを見たことがあるのかー!」

〜と、問いたかったです。

演説の主語は有権者、YOUにしよう!

街頭演説では、有権者を主語にして話しましょう!

件のスピーチライター原稿は、

「私は〜〜〜したい!」

「私は〜〜〜なのです!」

「私は〜〜〜できます!」

と、常に主語は「I」=私・・・でした。

政治は地域の有権者のためのものではありませんか?

政治家は地域の代表者として、議会で発言する機会を与えられているのです。

あなたの演説を聞いた有権者が、

あなたが当選したら

「医療費負担が軽くなるのね」

「こんなサービスを受けられるのね」

〜と、当選後の未来を具体的にイメージしてくれなかったら意味がないのです。

「私が」

「私が」

〜といった弁論大会のような内容は単なる「主張」です。

有権者にとってどんなメリットがあるかを

想像してもらう=「共感」できる内容を入れることが「演説」です!

有権者目線で演説を組み立てる

それでは、どのように組み立てたら良いのか?

簡単な方法をお伝えします。

例えば、

「私は高齢者の医療費負担をなくしします!」

「私は子どもの保育料負担をゼロにします!」だったら、

↓   ↓   ↓   ↓

「おじいちゃん、おばあちゃん、医療費がタダになったら楽になりますよね?」

「子育て中のお母さん、保育料がゼロになったら家計は助かりませんか?」

〜と、

「私は」を「あなたは」に変換するだけです。

「I」を「YOU」に置き換えただけなのに、受ける印象は全く変わってきませんか?

「私が」「私が」〜と言いたくなる癖を

「おじいちゃん、おあばちゃん」

「子育て中のお父さん、お母さん」

と主語を有権者に変えて演説してみてください。

有権者のお顔を想像してみるとイメージできるはずです!

有権者を惹きつける話し方 ‘言い切り法’

その際、注意したいのが‘語尾’です。

あなたはついリスクやクレームを避けようと

演説の語尾に「思います」をつけていませんか?

演説では語尾を曖昧にせず‘言い切り型’にしましょう。

以前、菅元総理が語尾に「〜思います」をつけすぎると、話題になったことがあります。

「菅総理の口癖が国民の不安を増幅する」と指摘する記事もありました。

(プレジデントオンライン2021.1.9)

実は、私自身もアナウンサーになりたての頃、

よく「〜思います」を使ってしまい、上司から注意を受けたことがあります。

【ニュースを伝える人間はしっかりした取材に基づき、客観的に伝えるもの。

 「思います」を語尾に使った瞬間、私見のような響きになる】

という理由でした。

やはり、自信がないように聞こえてしまうのですね。

演説の語尾は言い切る!

もし演説で「〜思います」を使っているようでしたら

語尾は言い切り型にしましょう。

政治家には強いリーダーシップが求められます。

そして、それは言葉によって発揮されるものです。

特に、自分の政策や政治理念に関する部分は

語尾に「思います」を入れないこと!

例えば、

長嶋茂雄の引退会見で有名なセリフ。

「我が巨人軍は永遠に不滅です!」

これは完全なる言い切り型で、強い信念が伝わってきますね。

あなたの強い意志を演説の語尾にしっかりと託してください。

「思います」は削除!これがポイントです!

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