議員のための「ポイント3つ話法」の落とし穴
2018年10月5日
ポイント3つを予告する
前回のブログで
「ポイントの数を冒頭で予告するとよい」
「その数は3つが最適~」
とお伝えしました。
しかし、この【3つのポイント】には
陥りやすい注意点もあるのです。
そこで今回のテーマは
「ポイント3つにこだわりすぎてわかりづらくなる?!」
についてです。
数字にこだわりすぎてしまった?!
私のスピーチセミナーを受けた
政治家志望の某外資系管理職Wさんの事例です。
会社の研修でロジカルシンキングも学び、
ポイントを3つにまとめるという手法は
理解されていたのですが・・・
なんとも理解しがたい
話の構成になっていました。
Wさんのお話(長すぎるので中略)
↓↓↓
/////////////////////////////////////////////////
「7月に転職したのですが、
それには3つの理由があるんですね。
(↑↑ここまではよい!)
まず1つは、以前の会社ですと
・・・・だからでして、
もちろんやりがいはあったのですが、
2つほど問題がありまして、
その1つは・・・・・・でして、
その時3つ上司から言われたことがありまして・・・。
それから2つ目ですが、・・・・・でして、
その時1つトラブルを抱えてしまったのです。
そのトラブルというのが政治家を志すきっかけともなり、
そこで得た教訓が3つありまして、
1つは○○、2つめは△△、3つ目は◇◇・・・・
阿部先生とも出会えて
レッスンを受けられることになったのですね。」
////////////////////////////////////////////////
というものでした。
↑↑↑
これ、解読できますか????
「3つの理由があって~、まず1つは~、
2つほど問題があってその1つは~、その時3つ・・・」
何が1つで何が2つ目なのか
さ~~~っぱりわからないですよね。
Wさんは「ポイント3つ」の法則に
とらわれすぎてしまって
とにかく1つ、2つ、3つと数字を使えばよい、
と思ってしまったのでしょうね。
数字の乱用はかえって混乱を招きます。
まずは頭の中を整理して、
ポイントをまとめることを優先してください。
一文は短く
そして、このWさん。
一文がやたらと長いのにお気づきですか?
「~で、~で、~で・・・」
という具合に。
文字おこしをしたら、
10行くらい一文が続いていました。
これ、長すぎです~~~。
聴き手はそんな複雑な話は理解できません。
話し慣れた人ほど、
そう・・・、
特に現職の議員ほど
この「一文長すぎ症候群(←私が勝手に命名)」に
陥りやすい傾向があります。
一文は短くするのが鉄則!
「一文は長くても45文字までにまとめると良い」
と言われています。
ご自身の演説は一文が45文字までに
収まっているかどうか?
ぜひ確認してみて下さいね。
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